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絵本 読み聞かせ旅日記 No.259
 
宮城県 気仙沼市 大島小学校 編
(大島小学校に隣接する中学校校舎の手前に仮設住宅群が見えます。)
日付
2012年2月6日(月)・7日(火)
旅先
宮城県 気仙沼市
会場
大島小学校
著者
志茂田景樹隊長

 
 

2月6日、7日、気仙沼市大島を訪れました。

今年第1回の被災地慰問になりますが、気仙沼湾に浮かぶ大島について、僕はほとんど無知でした。
それでネットや、百科事典で予備知識を仕入れて、驚きました。

僕の小学6年時の同級生に水上伶子さんという方がいました。
卒業後、1,2度、会っていますが、その後は消息を知りません。当時の同級生にも問い合わせましたが、ずっと音信不通だということです。

それはそれとして、伶子さんのお父さんは水上不二という歌人詩人でした。
たまたま当時購読していた「少年」という雑誌に詩を連載していたので、愛読していました。
そのお父さんが大島で生まれ、読み聞かせ慰問に行く大島小学校を卒業したと知って
不思議な縁を感じました。

「よい子に読み聞かせ隊」に声をかけてきた今回の主催者「いわし」は島の読み聞かせグループですが、その名称も水上不二作の詩「いわし」に由来しています。

大島は東日本で最大の人口を誇る有人島です。最盛期は人口6千を超えていました。
震災前は3300人前後、津波で31人の命が奪われています。

大島小学校は島西南部の高台にありました。津波が寄せてきたときは西南部の住民の多くがここへ避難したそうです。グラウンドに接して数10棟の仮設住宅が建ち並んでいました。仮設住宅から通学している児童も数人いるようです。

大島小学校の現在の児童数は100人余り、最多のときは人口6千人で600人いたそうですから当時は子どもが多い島でした。
読み聞かせ会は6年生はまだ授業中でしたが、約50人の児童と保護者が集まり、川村利美さんに琴の演奏を挿入してもらいながら始まりました。水上不二作「いわし」を語りでやりましたが、小学時代の伶子さんの顔が浮かんできました。


宮城県 気仙沼市 大島小学校 編
( 宿舎の崖下の浜。松の木の枝は津波でへし折られています。)

絵本の中では「まんねんくじら」が大人子どもを問わずみなさんの興味を強くそそったようです。
巨大なクジラの背が島になり、7つの村が生まれ、大火になり大地震に襲われ、7つの村は次々に海に流され7つの島になります。しかし、人々は7つの島で立ち直り、豊かに平和に暮らすようになります。
こういう内容ですから身につまされたのかもしれません。

ちなみに、大島は気仙沼大火を起こした重油が燃えたまま海をわたり大島に流れ着いたので大火になり、一時は全島民脱出の状況になりました。3日目にようやく消火されました。

夜は断崖に立つ休暇村に泊り、翌朝、ウオーキングで崖下に下りてみました。
砂利浜に波がドドドッと押し寄せ、次に津波がくるような錯覚にとらわれました。


宮城県 気仙沼市 大島小学校 編

次の日は児童館で大人対象の講演会でした。講演に先立ち川村さんの琴談義や、演奏にみなさん和気あいあいでした。

1日も早い復興を願いつつ、大島での予定を無事終えさせて頂きました。


 
 
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