イジメには逃げるな、抵抗しろ、という意見もあるが、昨今のイジメの状況ではこれは危険な意見かもしれない

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.224 2012年7月17日 掲載分
 

イジメには逃げるな、
抵抗しろ、という意見もあるが、
昨今のイジメの状況ではこれは
危険な意見かもしれない

朝日の声欄に載った20歳の大学生の投書を紹介し、
イジメを受けていたら今すぐ学校から離れ、
好きなことを見つけましょう、
という意見に全面的に賛成した、
この小生のブログ記事に、
44通のコメントが寄せられた、
発端は概略、
次のようなコメントがきたことだった、
逃げているだけなことに気づくだろうか、
こんな単純で安直な文章がなんで載ったんだろう、
とくめいさんと名乗る、
このコメントに反論するかたちで、
大学生の投書者の意見を支持するコメントが、
陸続と寄せられたのである、
1通だけ、
この場がとくめいさんに対するイジメの場になっている、
とくめいさんはすぐにこの場から離れたほうがいい、
という内容のコメントがあった、
それ以降、
寄せられるコメントは間遠になっている、
僕の意見は記事ではっきり述べているので、
ときならぬ論戦の場になったコメント書き込み欄を、
黙って見守らせていただいた、
投書の内容に全面的に賛成する立場の、
ブログ記事に寄せられたコメントであり、
大津イジメ事件に対する批判が沸騰している折でもあり、
圧倒的多数が投書の大学生の意見に同調したのは、
当然の結果かもしれない、
しかし、そのことを抜きにしても、
自らも死にたいと思ったほどのイジメを受け、
最近のイジメがどんなものかをよく知る、
20歳の大学生の意見は重く貴いと思う、
朝日の朝刊に、先頃から、
「いじめられている君へ」、
と題するシリーズが始まった、
各界の人達が日替わりで意見を寄せている、
今朝は評論家のMさんが、
自らの体験と重ねて、
本人が反撃しもがくしかない、
と述べている、
小学生時代、
デブで勉強もできなかったMさんは、
イジメを受けた、
あるとき、
ビー玉遊びをしていて手許が狂い、
ビー玉がイジメっ子の額にぶつかり、
イジメっ子が大泣きした、
それで、戦えばいいんだと思った、
別のとき、
サッカーをしていて、
たまたま足にボールが当たり、
それがゴールに入った、
以来、みんなが認めてくれたという、
ビー玉もサッカーもたまたまのことで、
果敢に反撃したり、
闘魂をたぎらせての結果ではなさそうである、
それはまあいいとして、
今50代半ばのMさんが小学生の時代は、
イジメるほうも限度を心得た時代で、
先生も周りの児童も、
イジメが目に余れば、
必ず止めに入った、
イジメっ子にとって、
先生や、クラスの大衆は、
怖い存在だった、
今のイジメは陰湿、巧妙、執拗で、
限度がない、
下手に反撃すれば命にかかわる、
また、反撃に出るにしても、
後が怖いあまりに、
徹底してやってしまい、
被害者が忽ちに加害者になってしまう、
その恐れが高い、
やはり、
今は先生も、
イジメっ子の親も止めてくれないなら、
さっさとイジメの世界から離れることが、
最良の選択である。

それから60年、
ネコは一部ペット風に飼われているが、
おおよそ昔の孤高さを維持し、
餌だけは当然の権利として、
人間に貰いながら、
見事に人間と棲み分けている、
巧みに付かず離れず、の
絶妙な距離感を心得ている、
その猫族から見て、
多様な種類が多様にペット化し、
人間に依存しているイヌ族は、
どんなふうに映るのだろう、
昔以上にイヌには関心がないのかもしれない、
10年以上前、
我が家に小型種のイヌの子が貰われてきた、
我が家にいたネコが、
猛々しく鳴き騒ぎ、
威嚇し、
見てないと飛びかからんばかりだった、
凄惨なことにならないよう、
イヌの子を別の部屋に隔離したが、
ネコはドア越しに威嚇し続けた、
危険なのでイヌの子を他家へあげたが、
ネコの猛々しい反応は、
テリトリーを守る当然の行動だったのだろう、
人間と見事に棲み分けているのではなく、
人間を召使に思っているのかな、
と僕はつかの間、本気で思った。

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 

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