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志茂田景樹の隊長のブログ作品集 No.36

 

問答無用の秋祭り12


  吾輩は金髪フグの迷案にあきれはてて右前足で右頬をひたひたとたたいた。
綾が立ち上がった。
「ふざけるのもいい加減にしてちょうだい。私が生んだ子にしろ、ですって。とんでもないわ。第一、近所や、友達に顔向けできないわ。恥ずかしくて、死んだほうがましだわ!」
綾は顔を真っ赤にしてわめいた。
「お母さん、まだ45歳でしょ。今は高齢出産のケアが進んで50代でも生む人がいるわ。お母さんなんか現役バリバリよ」
金髪フグは落ち着き払っている。
「言わせておけば、言うことにこと欠いてなんてことを言うの!」
どうも金髪フグのほうが一枚も二枚も上手のようである。
「それに、お腹が大きくならないのに、出産したらおかしいでしょ」
「8ヶ月ぐらいになったら実家へ行って生まれたら戻ってくればいいでしょ」
「あなたはどうするのよ?お腹が膨らんでくるでしょう」
「私、あんまりお腹、大きくならないタイプみたい。ファッションで取り繕うわ」
悪知恵だけはよく働く、と吾輩は今度は舌を巻いた。
「許しません。絶対にそんなことはさせません。パパが聞いたら逆上して、あなた、殺されるわよ」
「お父さんは醒めてるわ。間違っても逆上なんかしないわ。せいぜい、うろたえるぐらい。その自分をもう一人の自分で観察するわ」
金髪フグのほうがよっぽど沙苦里をわかっている、と吾輩は感心して尻尾をゆらりと振った。
「お母さん、もう起きていられないわ」
綾はベッドルームへ向かった。
これから得意技のふて寝を決め込むらしい。
綾が姿を消すと、金髪フグは吾輩に話しかけた。
「ねえ、拾麿、私の言ってることは筋が通っいるでしょ。いいアイデアでしょ」
知るか、と我輩は右の耳を閉ざし、丸くなった。
モンちゃんを励ます会で、これで話の種ができたことで、満足したのですぐに眠りに落ちた。
〈続く〉

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