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志茂田景樹の隊長のブログ作品集 No.34

 

問答無用の秋祭り10


  金髪フグは沙苦里、綾に物憂げな一瞥をくれると、洗面所に入った。
「さて、僕は大学へ行く。講座の資料を研究室で整理しなきやなんないから、早めに出かけなくては」
沙苦里はそそくさと立ち上がり、着替えのために書斎に向かった。
書斎の一隅を自分の衣装コーナーにしている。
「いやなことを私に押し付けて、いやな性格ね」
綾はぶつぶつ愚痴った。
吾輩はあくびをした。
これから嵐になるのかどうかわからないが、今、このリビングに流れているものはどうにもならないほど退廃的な気配に思える。
吾輩は思わずあくびを誘われたのである。
「では、行ってくる」
いつになく早々と支度をした沙苦里は鞄を大きく振りながら、リビングを斜めに横切り、玄関に向かった。
それから1分もしないうちに、金髪フグが洗面所から出てきた。
通路に向かう。
「ちょっと」
綾が呼び止めた。
「なに?」
「ここへお掛けなさい」
綾はさっきまで沙苦里が腰を下ろしていた椅子を示した。
「ご飯、食べたくないの」
「聞きたいことがあるの」
「だから、なあに?このままでも聞こえるわ」
「あなた、妊娠してるでしょ?」
婉曲な言い方が根っからできないタイプの綾のキツーイ一発が出た、と吾輩は身構えた。
「当たり」
金髪フグの何気ない言い方に、吾輩はのけぞった。
〈続く〉

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 
 

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