さようなら、座敷わらしのぼくはそっと別れを告げて静かに消えよう(1) 隊長のブログ作品集|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場|しもだ-かげき|直木賞-児童書-作家

直木賞・絵本・児童書・作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場直木賞 絵本 児童書 作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場 ぞうをクリックして、Web絵本「ぞうのこどもがみたゆめ」をみてね。 ◆みつこおばさま◆ クリックすると、全国読み聞かせ・講演イベントスケジュール集がみれますよ。 ◆志茂田隊長◆ Web絵本読み聞かせ劇場へようこそ。ぼくをクリックすると、プロフィールが見れるよ。 クリックするとトップページに戻るよ。 ぼくをクリックして、Web絵本「ひかりの二じゅうまる」をみてね。 わたしをクリックして「Web絵本」がみれるよ。 直木賞 絵本 児童書 作家|志茂田景樹のWeb絵本-読み聞かせ劇場 白鳥をクリックして、Web絵本「つきとはくちょうのこ」をみてね。 ぼくをクリックして「Web絵本」がみれるよ。

志茂田景樹の隊長のブログ作品集

 

さようなら、座敷わらしの
ぼくはそっと別れを告げて静かに消えよう(1)


  ひそかでさびしい雛祭り、

おうちの人はだれもいない、

そろそろ息をはずませて、

末の娘が帰るころだけど、

まだお雛様を見ていたい、

男のお内裏様が色目をつかい、

女のお内裏様が目をつりあげる、

三人官女がフラダンスを踊り、

五人囃子がコンサートだ、

パタパタと近づく足音に、

お雛様はしずまりかえる、

末の娘がとびこんできて、

あ、座敷わらし、と立ちすくむ、

そんな時代があったっけ。


星の迷子が降ってきそうな七夕の夜、

おうちの人はみんな庭に出て、

銀河を見あげてさわいでる、

牽牛、織女は逢えただろうか、

そっと縁側にしのびでて、

竹の枝葉につけられた、

五色の短冊に目をはしらせる、

下のお兄ちゃんは勉強ぎらい、

算数をなくせ、と書いている、

上のお兄ちゃんは野球少年で、

後楽園に行ける高校合格、と

甲子園を書きまちがえている、

末の娘が縁側にあがろうとして、

あ、座敷わらし、とほほえんだ、

そんな時代はどこにいったの。

(続く)
志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 
 

もっと詳しく読みたい方はこちらへアクセスしてね!
http://plaza.rakuten.co.jp/odata325juk/diary/

【←隊長のブログ作品集・一覧に戻る】
Copyright© Office Shimoda Kageki 2016 All Rights Reserved.