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絵本 読み聞かせ旅日記 No.280
 
東京都 練馬区 東京都立 大泉桜高等学校 編

旅先
2012年10月5日(金)
会場
東京都 練馬区 東京都立
会場
東京都立 大泉桜高等学校
著者
志茂田景樹隊長

 
 
  いじめ克服体験に共感の視線が飛んできた!          
読み聞かせ行脚の行く先は教育施設では幼、保、小、つまり、幼稚園、保育園、小学校がが多い。でも、中学、高校、大学などへもちょいちょい訪れる。
都立高校だけでも10校前後は訪れているだろうかか。
近年の都立高校は授業内容に特色のあるところが増えている。
去年の晩秋に読み聞かせ&講演で訪れた単位制の都立つばさ総合高等学校は服飾デザイン分野の生徒の作品が輝いていた。
マネキンに着せた生徒デザインの作品を見て、
(このデザインでもっと色目が派手ならニューヨークの5番街を何度も往復して歩きたい)
と、思ったぐらいだもの。
さて、今回は都立大泉桜高校。ここも単位制高校で美術系の生徒が多いことで知られている。
このシリーズを愛読されている人で、もしかしたら単位制高校についてよく知らない方もいるかもしれない。ごく簡単に説明させていただくと、多様な選択科目のなかから複数の科目を自由に選択できる。
無論、必須科目もありますが、選択科目を重視しているので学年制に対し、単位制と呼ばれている。
自分の個性をなるべく早いうちに伸ばして、その方面に進みたいという生徒には向いている。
ところで、大泉桜高校で講演を行うと決まってから、同校の生徒と思しき人のツイートがいくつかが何人かのRTを経て僕のTLに流れてきた。
【今度、うちの学校に志茂田景樹って奴がくるらしい。俺、知らねえぞ】
【興味ねえから参加しない。何やるかな】
PTA主催の講演会だから参加は義務づけられていないのかもしれない。どうぞ、と言っとくけど、でもねえ、見て聴いておいたほうが、こんな人間もいるんだという勉強になるから参加したほうがいいのに。
ツイッターがいろいろと事前の情報を知らせてくれたので桜高校へ出かけるときにはかなり校内事情に通じたつもりになっていた。
駅に迎えにきてくれたPTA役員のお母さんによると、男子生徒より女子生徒の人数が多く、そのせいか男子生徒はおとなしいというう。それで、僕は多数のオオカミに包囲されている羊の群れを思い浮かべた。
でも、体育館の会場に司会の人に呼び込まれて登場した僕は、男子生徒多数の熱い視線線に曝されて獲物を見る目だと意識した。
草食系どころではなさそうだ。女子の眼差しも強い。
こっちは獲物になって内面を曝けだすに限る。今までの講演でおそらく1度も話したことのないいじめを受けた体験を話した。中学に入学して間もなく昼休みに学生服を脱いだ途端
「何だ、それ?」
「女か、てめえ」
などと、罵声が飛んできた。
まだ物がない時代で、僕が下にきていたシャツは母が女物のブラウスを仕立て直したものだった。
僕には8才年上と12才年上の2人の姉がおり、母はそのお古のブラウスをシャツに、同じくお古のスカートを単ズボンに仕立て直してくれていた。
男の子がピンクの花柄のシャツでは侮られる。小突かれたり膝で腰を蹴られたりのいじめが始まった。何日か経って母に頼まれて豆腐屋におからを買いにいき、間違って豆腐屋の隣の魚屋に飛び込んで、
「おから、ください」
と、声を張り上げた。
たまたま、道をいじめっ子のグループが通りかかり、その間違いを目撃することになった。翌日から、おからおから、と囃された。
それが、オケラ、に変わった。高校2年から伸び始め大学3年まで伸び続けた僕は当時としては長身の178センチにまでになったが、中学1年当時はクラスで2番めのチビで、走るときに不自然に両手を振った。その格好が胴体を掴んで捕まえるとモグラのそれのように大きい前肢をプリプリ振ってもがくオケラに似ていたのである。
学校に行くのが辛い日々が続いたが、あるとき、僕は開き直った。オケラオケラと囃されると自棄のやん八気味に両手を強く速く振りまくった。
爆笑が起きた。いじめっ子グループは面白い奴だと親近感を抱いたのである。オケラという渾名は残ったが、いじめは止んだ。この話は大多数の生徒の共感を得たらしい。お前のファッション、理解したぞ、といった視線とともに天井が揺らぐような拍手が起こった。

 
 
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