イルカたちが蹴鞠をやっている海はどこへ行ったろう

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.243 2012年12月3日 掲載分

 

イルカたちが蹴鞠をやっている海はどこへ行ったろう


ふるさとの海は、
ちいさな湾で、
地引網の浮きが、
海面に点々と浮かんでいた、
その地引網を引くときね、
子供なのに、
漁師さんの間に混じる、
いつも大漁で、
ムロアジのお腹が光る、
持ってけってね、
バケツにどさりと入れてくれた、
夜、
寂しいときね、
浜辺に出るの、
点々と浮かぶ浮きを、
ウサギが1羽また1羽、
飛び石にして沖へ出ていく、
遊んでるんだろうか、
浮きは途切れるのに、
ウサギは泳げるんだろうか、
解んない、
満月の夜、
イルカたちが、
2組に分かれて、
浮きの点線を挟んで、
蹴鞠を鼻で蹴り上げ、
バレーボールをしていた、
スパイク、
凄いよ、
盛大なしぶきを上げて、
ジャンプして叩きこむ、
でも、
拾い上げられ、
トスして叩き返される、
蹴鞠が月光に映えて、
気が遠くなるほど妖しいの、
その蹴鞠、
どうしたんだろう、
壇ノ浦で沈んだ御座船から、
拾ってきたのかな、
はるばる伊豆の海まで、
翌日、
地引網を手伝って引いて、
イルカが1頭、
ムロアジの中に紛れていた、
鼻が潰れていたっけ、
ふるさとの海は、
美しく謎に充ちていた。

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 

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