あの日、色紙を手に楽屋に現れた2人の双葉高野球部員は /ブログ/読み聞かせ劇場

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志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ No.208 2012年3月18日 掲載分
 

あの日、色紙を手に楽屋に現れた2人の双葉高野球部員は元気で野球を続けているだろうか

10年11月下旬、
双葉町を講演で訪れた、
町の催しである「第4回子どもフォーラム」の基調講演で、
それに先立ち。
地元の小、中学生から公募した俳句の賞の表彰式もあって、
楽しくいい時間を過ごさせていただいた、
終わって楽屋でひと息入れていたときのことである、
制服制帽の高校生2人が現れ、
色紙にサインを求められた、
何かの運動部員であることは、
はきはきした受け応えと、
姿勢のよさですぐに解った、
畳の楽屋だったので、
サインがすむまで2人はきちっと正座していた、
サインを終えて写真を一緒に撮るときに、
「運動は何をやっているの?」と問い、
初めて野球部員であることが解った、
「じゃ、甲子園だね」
この言葉に、はい、といい声があがったけれど、
甲子園行きの自信はなさそうだった、
終始礼儀正しく
さわやかな気配を残して彼らは去った、
それから4カ月も経たないうちに、
3・11とそれがもたらした原発事故で、
双葉町は思いもよらぬ過酷な運命に翻弄された、
今朝のМ紙に双葉高女子柔道部が、
彼岸の全国高校柔道選手権大会の、
団体戦に出場する、
という記事が載っていた、
会津若松市の葵高校に間借りして、
通学しながらの快挙である、
あの2人の野球部員の顔が思い浮かんだ、
きっと野球を続けているだろう、
さわやかにボールを追い、打ち、
そして、学び、
ふるさとの再興を確信し、
力を養っているに違いない、
彼らの色紙に添えた言葉は、
「今が出発点」だった。

志茂田景樹-カゲキ隊長のブログ KIBA BOOK 志茂田景樹事務所
 

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